不動産鑑定士

不動産鑑定士

土地や建物などの不動産は、安定した価値を持つ財産として社会経済に大きな影響を与えてきました。ではその「不動産の価値」とは誰がどのようにして決めているのでしょうか? ここでは不動産の価値を鑑定する資格である不動産鑑定士について詳しく紹介していきます。

不動産の価値を左右するものとは何か

土地や建物の価値は、それこそピンからキリまで上下するものです。土地・建物などの不動産の価値を決定しているのは一言で言えば「利便性」です。駅に近いか遠いか、幹線道路に近いか遠いか、周辺の展望や環境の良し悪し、築面積の広さ、部屋数、築年数など、実際に生活の場とすることを考えた時の利便性が大きく不動産価値に影響します。

そのため、交通の便の良い駅前は商業地として人気があり閑静で見晴らしの良い土地はニュータウンとして住宅地開発されるのです。

不動産鑑定士の仕事とは

不動産鑑定士は「不動産の鑑定評価に関する法律」、通称不動産鑑定法に基づく国家資格で不動産の適正価格を推進することを目的としています。不動産を取り巻く条件から不動産の適正価格を鑑定・評価することが不動産鑑定士の仕事で、不動産の鑑定・評価は独占業務として位置づけられています。

不動産鑑定士による評価額は地価公示法による公示地価として纏められ、3月下旬ごろに公式に発表されます。公示地価は経済情勢のバロメーターとして扱われることが多く、不動産鑑定士の役目は大きなものといえます。

不動産鑑定士になるためには

国家資格である不動産鑑定士になるためには、宅建や司法書士などと同じく資格試験に合格しなければなりません。不動産鑑定士資格試験は弁護士・公認会計士に並ぶ3大難関国家資格といわれているほどに難易度が高いことが知られています。

不動産鑑定士資格試験は短答式試験と論文式試験の2段構成になっており、毎年5月第三日曜日に行われる短答式試験をパスしなければ論文式試験を受けることが出来ません。

しかし、短答式試験を一度でも合格すれば短答式試験の合格発表日から2年以内に行われる不動産鑑定士試験の短答式試験を免除される特典があります。

論文式試験では毎年八月初旬に三日間掛けて行われます。そのため不動産鑑定士の合格率は2~3%程度と大変に低い数字となっていて、難関資格であることがわかります。

宅建と不動産鑑定士の関係

法知識などの業務上の重複する関連事項が多い宅建と不動産鑑定士は、非常に相性の良い資格であるといえます。

しかし、試験の内容の違いから宅建から不動産鑑定士へのステップアップはそう簡単なものではないのが実情です。逆に、不動産鑑定士になってから宅建資格を取得するケースも多く、挑戦する価値は充分にある資格といえます。

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