マンション管理士

マンション管理士

多くの家族が入居するマンションでは、生活習慣や価値観の違いを乗り越えて互いに協力して住み良い環境作りをする必要があります。そのために入居者同士で管理組合を結成する必要があります。管理組合の活動に大きく関わるマンション管理士について解説していきます。

宅建関連の資格〜マンション管理士とは?

人口の増加に比例して需要が増大したマンションは、現代社会になくてはならない建築物といえます。

しかし、多数の人間が一箇所に集って生活するとどうしても人間関係上のいざこざやルール・マナーを守らないことへの苛立ちといった社会生活に付き物のトラブルが起こりやすくなります。そういったトラブルの収拾に一役買うのがマンション管理士なのです。

マンション管理士とはどんな存在?

マンション管理士は、マンションの入居者で構成されるマンション管理組合のコンサルタントとして修繕など住宅環境の整備やトラブルの解決に携わるのが役目です。

また、入居者から集めた組合費の適正な運用が成されているかといった経理の監督なども業務の範疇に入ります。つまり、住み心地の良いマンションを形成するためのプロフェッショナルなのです。

マンション管理士の詳細

マンション管理士は「マンション管理の適正化の推進に関する法律」の下に成り立つ国家資格です。この「マンション管理適正推進法」は2000年12月8日に成立し翌2001年8月1日から施行された法律で、割と歴史の浅い資格といえます。

マンション管理士はマンションの建築・分譲を行った不動産会社や管理組合側からの依頼を受けて管理組合の監督役を努めることになります。

マンション管理士誕生の理由とは

マンション管理士が成立した背景には、1980年代後半のバブル経済期に投機対象として分譲マンションが扱われていたことがあるといえます。賃貸マンションの場合、権利者が不動産業者に一括されていますが分譲マンションの場合は一部屋ごとに権利者が異なるものです。投機対象として次々に部屋の権利者が変わる状況では、管理組合に望まれる役割と責任は大きくならざるを得なくなります。

人の出入りが激しいマンションの管理組合は充分な経験の蓄積と伝達が出来ないこともしばしばで、環境が悪くなってしまうケースも少なくなかったのです。こうしてマンション管理士が誕生することとなったのです。

マンション管理士になるためには

マンション管理士の資格を取得する為には、毎年11月第3日曜日に財団法人マンション管理センターが行う資格試験に合格する必要があります。

マンション管理士試験の科目は民法・建築基準法や消防法などの「マンション管理に関する法定及び実務に関すること」、「管理組合の運営の円滑化に関すること」、「マンションの建物及び付属施設の構造及び設備に関すること」、「マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること」の四つで、四択のマークシート式の全50問で行われます。

宅建との関係

マンション管理士試験の受験者には、宅建主任者や管理業務主任者が多く見られます。これらの資格はマンション管理士との相性が良く、試験科目も重複する科目が多いのです。

管理業務主任者試験の合格者はマンション管理士試験の際に5点免除を受けられる特典があるため、宅建主任者以上に受験者が多く見られます。

マンション管理士は独立開業にも適した資格であるため、独立しにくい宅建主任者にとっては打ってつけのダブルライセンス候補となっています。

  • 【宅建の基礎知識】宅地建物取引主任者の概要など
  • 【宅建試験対策】過去問題・合格率・試験会場・通信教育(学校)など
  • 【その他の関連する資格】宅地建物取引主任者と相性のよいライセンスとは
  • 【Q&A】宅地建物取引主任者の質疑応答